はじめての方へ

治療方針

患者が「理解」できる分かりやすい医療
「心」だけでなく「こころ」も診れる医療
透明性のある薬物治療
従来の「先生にお任せします」的な治療ではなく
患者やその家族も、治療の内容を理解し納得して医療を受けていただけます

基本理念
日々変わる精神科医療を分かりやすく患者に伝える
温かみはあるが理論に裏打ちされた医療の実践
治療は患者が・・・
「説明され」「理解し」「承諾する」という流れを基本とします

基本方針
医師・スタッフともに一貫した方針で治療に当たります
医師・スタッフは常に勉強・研鑽に努めます
「治す」ことにこだわらず「快適に生きる」を第一に考えます

私たちが目指す医療

医学が進歩するにつれてどんどん細分化・複雑化しています。一般人でも色々な医療情報を簡単に手にすることができます。しかし反対に情報が多すぎて何を選択していいのか分からない・・・そんな人も多いのではないでしょうか?
そのような方々にはそれらの膨大な情報から有益な患者に有益な情報を選び出し提示できるコンサルタントが必要です。私たちはそのコンサルタントになりたいと考えます。現時点で私たちが有益と考える医療情報に基づいて診断し治療を開始いたします。その際にはコンサルタントとして関わりたいので私たちが分かってるだけでは不十分です。患者も治療を理解していることが必要十分です。
病状・病名に合わせて治療の選択肢を絞り込みます。そして何を目指して治療を開始するのか、これからの治療で何が行われるのかを前もって説明します。『メニュー』をご提示いたします。医療で「おまかせ」では強い不安があるのではないかと思います。「先生にお任せします」という医療ではなく「患者も理解して治療に参加する」医療を目指します。例えるなら目隠しして手を引かれている感じではないでしょうか?その際には前もって進む方向『治療メニュー』を告知していることが不安の軽減に役立つのではないかと考えます。
自分の病状について
■理解している
悪化時に何が起こってるか理解できる。前もって対処方法を用意できる。
■理解していない
悪化時にはパニックに陥る。
自分の薬物治療について
■理解している
納得・安心して内服できる。これからどのくらい増量・減量されるか予定が分かっている。
■理解していない
この先の薬剤使用予定は分からない。自分で調整してしまう→悪化の可能性が高まる。
副作用について
■説明されている
副作用出現時も落ち着いて対処できる。安心感・内服への恐怖心は生まれない。
■説明されていない
何が起こったのか分からない。強い不安・内服への恐怖心。
治療のゴール
■分っている
予想外の方向に治療が進むことはない。思うようなゴールでない場合は治療の再検討ができる。場合によっては主治医の変更も。
■分っていない
予想外の方向に進むことがある。数ヶ月後〜数年後にゴールがどこだったか分かる。治療の再検討は遅れて行われる。

治療法概略