双極性障害(躁うつ病)の抗うつ薬

本来は使用しません。うつ病学会の治療ガイドラインからも一時期消えてました。しかし現在のガイドラインには『慎重投与』と書かれていますがうつ状態のときのみに使用が許可されています。躁状態の時や維持期には使用すべきではありません。うつ状態は改善したけど躁状態に突入・・・という躁転の副作用があることをきちんと説明し、理解してもらってから内服を開始します。気分調整薬が効かない時の最終手段と思ってます。ただデータ的には下記の抗うつ薬の影響での躁転はないとされています。

 

1.ジェイゾロフト(セルトラリン)
うつ病 薬物療法1を参照されてください。
うつ病の治療では最大量まで飲んでいただくことが原則ですが、うつ病ではないので最大量まで増やさないこともあります。

 

2.サインバルタ(デュロキセチン)
うつ病 薬物療法2を参照されてください。
うつ病の治療では最大量まで飲んでいただくことが原則ですが、うつ病でないので最大量まで増やさないこともあります。

2014年12月18日